ハンス・J・シュテーリヒ『世界の思想史 上・下』(白水社)  まえがき  凡 例 ヤスパースのことば 序 文   本書の目的――自己批判的な緒言――哲学の対象――若干の主要な観点 第一部 東洋の哲学  第一章 古代インド哲学   T ヴェーダ時代   U インド哲学の非正統派   V インド哲学の正統派   W インド哲学のその後の発展の展望と一応の評価  第二章 古代中国の哲学   T 孔子   U 老子   V 墨子の学とその他の二、三の傾向   W 孔子の偉大な門弟たち   X それ以後の発展の展望と一応の評価 第二部 ギリシア哲学  概 説――主要な時代  第一章 ソフィスト出現までのソクラテス以前の哲学   T ミレトスの自然哲学者たち   U ピタゴラスとピタゴラス学派   V エレア学派   W ヘラクレイトスと五世紀の自然哲学者たち  第二章 ギリシア哲学の隆盛期   T ソフィスト   U ソクラテス   V プラトン   W アリストテレス   X ソクラテス学派、プラトン学派、アリストテレス学派  第三章 アリストテレス以後のギリシア・ローマ哲学  概 説――ヘレニズム   T ストア学派   U エピクロス学派   V 懐疑学派   W 折衷学派   X 新プラトン主義 第三部 中世哲学  概 説――キリスト教の誕生 時代の区分  第一章 教父哲学の時代   T 古代ギリシア・ローマとキリスト教の精神態度との対立   U 教父哲学者におけるキリスト教と古代哲学との最初の接触   V キリスト教の内面的危機   W 教会統一の教科   X 初期の教父哲学者、アウグスチヌス   Y アウグスチヌス以外の初期教父哲学の教師たち  第二章 スコラ哲学   歴史的概観――スコラ哲学の方法   T 初期スコラ哲学(普遍論争)   U 中世アラビア哲学とユダヤ哲学   V 全盛期のスコラ哲学   W 後期スコラ哲学   X ドイツ神秘主義、マイスター・エックハルト 第四部 中世末期からカントまでの哲学  第一章 ルネサンス時代ならびに宗教改革時代の哲学   T 中世から近世への精神的転回   U 過渡期の最も重要な体系  第二章 バロック時代における三大哲学体系   T デカルト   U スピノザ   V ライプニッツ  第三章 啓蒙時代の哲学   T イギリスにおける啓蒙主義   U フランス啓蒙主義   V ドイツ啓蒙主義  第四章 カント   T 生活・性格・著作   U 前批判期   V 純粋理性批判   W 道徳性と宗教   X 判断力批判   Y 批判期以後の著作   Z カントの批判と評価 第五部 十九世紀および二十世紀の哲学  概 説  第一章 ロマン主義およびドイツ観念論   T カント哲学の継承と発展――信仰哲学者   U フィヒテ   V シェリング   W ヘーゲル  第二章 実証主義、唯物論、マルクス主義   T フランスの実証主義者、コント   U イギリスの実証主義   V ヘーゲル学派の崩壊とドイツにおける唯物論の台頭   W マルクス  第三章 ショーペンハウアーとニーチェ   T ショーペンハウアー   U ニーチェ  第四章 傍系の流れ――カントに対する批判的反省   T 傍系の流れ   U 新カント主義  第五章 二十世紀哲学の主要な方向   数学・物理学・生物学・心理学・生活力としての技術における科学革命   T 実用主義   U 新実証主義   V 生の哲学、生命論、歴史主義   W 現象学   X 新しい形而上学   Y 実存哲学   Z 存在問題の展開――ハイデガー   [ 結語  あとがき  事項索引  人名索引